狭い部屋でも快適に過ごそう
2023/6/6
2024/5/1
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格安賃貸物件は、5〜6畳ワンルームのような狭い部屋の物件であることが多いです。
そうなると、限られたスペースを上手に使って生活することになります。
現在住んでいる住居が広い部屋もしく複数部屋がある人にとっては、狭い部屋の物件に引越しするのはけっこう抵抗があるかもしれません。
でももし、狭い部屋でも大丈夫ということになれば、物件の選択肢がかなり増えます。
家賃を大幅に抑えることができたり、部屋の広さ以外の条件(たとえば、駅が近い・設備がいい・築年数浅めなど)を優先できたりします。
というわけで、この記事では格安賃貸物件の狭い部屋でも快適に過ごす方法を紹介します。
【この記事の目次】
部屋が狭いのはいろいろと不便
部屋が狭いとなにかと不便なことが多いです。
たとえば・・・
- 家具を置いてしまうと空いているスペースが少なくなるため、窮屈で生活しにくい
- 収納に荷物がおさまらないと室内が散らかりやすい(さらに狭く感じる)
- 狭い部屋の中で食事・勉強・睡眠などをすべて行わなくてはならない
整理整頓が好きな人や荷物が少ない人ならまだ大丈夫かもしれないですが、多くの人にとってはなかなか悩ましい問題だと思います。
しかもワンルーム物件の場合だと、狭い上に部屋がひとつだけしかありません。
狭くても快適に過ごす方法
それでは狭い部屋でも快適に過ごす方法について紹介します。
私が実践しているものを含めて、できるだけ簡単なものをピックアップしましたが、実際には部屋の状況に合わせて工夫することが必要になると思います。
持ち物を減らす
他の記事でもさんざん書いていますが、格安賃貸物件に住む場合は、まずはとにかくこれが一番効果的で、かつメリットも大きいです。
不要な持ち物を減らすだけで、
- 収納が小さくても片付けすることができる
- 室内のスペースを圧迫しない
- 整理整頓がしやすくなり、利便性や効率性がアップする
など、いいこと尽くめです。
さらに、あまり物をたくさん持たないことを習慣づけることができれば、余計な物を買わなくなるので、節約効果も期待できます。
というか広い物件から狭い物件に引っ越す場合、どうしても持ち物を減らさざるを得ない状況に直面すると思います。
無駄な持ち物を手放すことはメリットが大きいです。
自分にとって本当に必要なものをしっかり見極めて、持ち物を絞り込むことをおすすめします。
ベッドを置かない
部屋の中にベッドを置いてしまうと、スペースが大きく占有されます。言うなれば常に布団を敷きっぱなしにしているのと同じようなものです。
ベッド下の空間を収納に利用できるとは言え、この大きな物体があるのとないのでは全然違います。シングルベッドでもだいたい長さ2メートル × 幅1メートルはありますからね・・・
スペースのことを最優先で考えると、ベッドを置かないほうがはるかに部屋を広く使えます。
もちろんベッドを置かないことによるデメリットもあります。
まずひとつめのデメリットとして、布団の出し入れがいちいち面倒です。
これに関しては部屋を広く使えることと引き換えなので、「まあ、しゃーないか」と割り切るしかないですが・・・
とは言え、布団の出し入れも悪いことばかりではありません。
布団を出し入れすることで、「起きて活動する状態」と「眠って休む状態」のオンオフ切り替えがしやすくなります。
布団のあるなしで部屋の雰囲気が全然変わります。仕事や勉強に集中したい場合、すぐに寝転がれる布団は近くにないほうがいいですよね。
また、布団を収納まで運ぶのであれば、軽めの筋トレにもなるかもしれません。
もうひとつのデメリットは、クローゼットや押入れの大きさが十分でないと、布団を収納できないことです。
収納が不十分な場合はどうしようもないので、日中は畳んだ状態で部屋に隅に置いておくのでもいいと思います。
どうしても見栄えが気になるのであれば、オシャレなカバーをかけておけば「いかにも布団感」は少し軽減されます。
あとは壁に吊るすという離れわざもあるようですが、取り入れるのは難易度高いかもですね。(笑)
できれば淡い色合いで揃える
明るめの色・淡い色の部屋のほうが、部屋は広く見えます。
その理由としては
- 明るい空間は広く見えるから
- 明るい色は「膨張色」なので、広がりや開放感を感じさせてくれるから
- 淡い色のほうが穏やかで落ち着いた雰囲気があり、重厚感や圧迫感が少ないから
などのように、色の効果はあなどれません。
ただし実際の物件は、床や壁が濃い色合いであることも多いと思います。
その場合は、カーテンやカーペットなどの面積の大きい物に明るめの色を取り入れてみましょう。
家具についても、レイアウトや高さを工夫したり、全体的に濃い色ばかりになりすぎない程度に調整するだけでもだいぶ違ってくると思います。
本当に必要なもの以外はすべて収納に入れてしまう
ある程度の収納がある部屋なら、本当に必要なもの・よく使うもの以外は、すべてクローゼットや押し入れの中に入れてしまいましょう。
私は部屋に置く収納家具(本棚・テレビ台など)には、本当に必要なものだけしか置かないようにしています。
そうすると見た目的にゴチャゴチャしないので、スッキリして解放感が得られます。
さらに掃除がめちゃくちゃ楽になります。
物が多いと掃除するときにいちいちどけたりするのがとてつもなく面倒です。(結果、掃除をあまりしなくなる・・・)
なので掃除しやすくするために、いわゆる「見せる収納」にはしていません。部屋の中の収納家具はけっこうスカスカにしています。
また、勉強や仕事に集中するときも、できるだけ目に入る情報を減らしたほうがいいそうなので、その点でもメリットがあります。
もちろん、そもそもは先述したように持ち物を減らすことがもっとも効果的です。
折り畳み可能な家具を使う
食事をするためのテーブルなどは、折り畳みできるものをおすすめします。
使わないときは畳んでおくことでスペースを有効活用できますし、何より掃除しやすい点がめちゃくちゃ便利です。
逆に、折り畳みできないデカいテーブルは、狭い部屋では簡単に動かせないし場所を取るしで、ストレスになることがあります。
ベッドや椅子なども、折り畳み可能で見た目もおしゃれな製品がけっこうありますので、検討してみてもいいかもしれません。
家具は高さを抑えて壁沿いに配置
背の高い家具は圧迫感がありますので、部屋を狭く感じさせる原因になります。
もし背の高い家具がどうしても必要な場合は壁沿い、そしてできれば部屋の角に配置しましょう。そうすれば、圧迫感を軽減することができます。
私は以前、大きめの本棚を持っていましたが、ワンルームにはデカすぎて手放しました。
背の高い家具は、狭いスペースでも空間を有効活用できて収納力は高いのですが、デカすぎると持て余します。(引っ越しのときに分解しないと玄関での出し入れできなかったりしますし・・・)
理想としては、できるだけ低めの家具を壁沿いに置くのが一番いいと思います。
DIYが得意であれば、壁にディアウォールを設置するのもいいですね。
設置がちょっと面倒ですが、壁掛け収納は省スペースになりますし、パッと手に取れるので取り出しもしやすいです。見た目的にもおしゃれですよね。
椅子を使わず床に座る
食事用のテーブルは、椅子に座るよりも地べたに座るほうが、部屋を広く感じます。
なぜなら地べたに座った状態だと、椅子に座った状態よりも天井が高く感じられるからです。
さらに、家具のサイズの面でもメリットがあります。
椅子付きテーブルはどうしても家具の背が高くなるため、空間を圧迫します。一方、地べたテーブルの場合は、テーブルの高さが低いので存在感が少なく、部屋を広く見せてくれます。
なので食事用のテーブルは、地べたに置くタイプをオススメします。
できれば前述したような折りたたみできるタイプだと、さらに使い勝手がいいと思います。
ひとつの家具に複数の機能を集約させる
もしパソコン用・勉強用の机、そして椅子が必要という人の場合は、食事用テーブルは思い切って置かないようにしてもいいかもしれません。
パソコン&勉強用の机で食事もとるようにすれば、部屋のスペース節約になります。
もし広めの出窓がある物件であれば、出窓の下のスペースで食事したり、読書することもできると思います。
キッチン周辺のスペースに余裕があれば、少し広めキッチンワゴンを購入して、作業台兼食事用テーブルにするという方法もありますね。
狭い部屋ではとにかくスペースが不足しがちなので、できるだけうまく使い回すことも重要です。
冷暖房はエアコンだけを使う
コスト面とのバランスもあるので全力でおすすめはしにくいのですが、冷暖房をエアコンだけにするのもアリです。
そうすれば「ストーブ」「こたつ」「扇風機」などを所有しなくてもすむので、余計なスペースを取られることがありません。
オフシーズンの収納も必要なしです。出し入れの手間もありません。(こたつは食事用テーブルと兼用できますが、こたつ布団の管理が面倒です。)
部屋が狭い場合、エアコンはわりと効きやすいです。
エアコン性能や部屋の保温性に問題なければ、エアコンだけで年中過ごすことは可能だと思います。そこまでガンガンにきかせなくても済むでしょう。
ただし、こたつや扇風機のほうがやはり電気代は安いです。
なのでコスト面を重視したい場合は、スペースは犠牲にはなりますが、こたつや扇風機を導入したほうがいいでしょう。
また、古い物件だとエアコンの冷房は問題ないけど暖房がききにくいというケースもあります。
その場合も、こたつやミニストーブなどの補助的な暖房機具が必要になると思います。あとはサーキュレーターなどを試してみるのもいいかもしれません。
近所のカフェや図書館を書斎として利用する
部屋が狭いのなら、近所のカフェや図書館を利用しましょう。
言うなれば書斎をアウトソーシングする、という作戦です。
カフェのコーヒー代くらいはかかりますが、そのかわり冷暖房費も節約できて快適な環境で過ごせます。
スタバだとお値段少し高めですが、ドトールやマックカフェあたりはリーズナブルですよね。
図書館はどれだけ滞在してもタダです。しかも本が読み放題!!
カフェや図書館では気軽に寝転がれないので、読書や勉強時にダラダラするのを防止できます。
また、部屋にずっとこもっているよりも環境の変化があるので気分転換にもなります。
こう考えるとけっこうメリット大きいのではないでしょうか。
カフェや図書館で集中できる人の場合は積極的に利用してみていいと思います。(図書館は静かすぎて逆に眠くなるという場合は、カフェのほうが適度な雑音があってちょうどいいかもしれません。)
むしろ物件探しの時に、カフェや図書館の近場を検討してみるのもアリですね。
レンタル倉庫の利用
部屋の収納についても、足りなければアウトソーシングするという方法です。
これについてはコストがかかるので最終手段です。まずは持ち物を減らしましょう。
とは言え、スペースの有効活用にレンタル倉庫は非常に効果的です。
収納がほとんどない部屋では棚・ハンガーラック・衣装ケースなどを使って部屋の中に荷物を保管するしかありません。
うまく置かないと雑然としてさらに部屋が狭く感じます。
なので本当に必要最低限のもの以外はすべてレンタル倉庫に出してしまえば、部屋の中はスッキリします。
コスト面がデメリットですが、逆に完全に割り切って『あえて収納がまったくない物件を選んで家賃を極限まで抑えて、そのかわり収納はレンタル倉庫を使う』という方法ならアリな気がします。
まとめ
以上、格安賃貸物件の狭い部屋でも快適に過ごす方法を紹介しました。
冒頭にも書きましたが、狭い部屋でも大丈夫ということになれば、物件の選択肢がかなり広がります。
『家賃がすごく安くて、部屋の狭さ以外はすごく好条件』という物件も選べます。
物理的に部屋を広くすることはできませんが、工夫次第で圧迫感を少しでも軽減することはできます。
ぜひいろいろ工夫して、狭い部屋でも快適に生活しましょう。