格安賃貸ハック

自分に合った格安賃貸物件を選ぼう

2023/6/3

2023/7/1

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この記事では、自分に合った格安賃貸物件を選ぶポイントについて解説します。
今まで7ヶ所の賃貸物件を渡り歩き、現在格安賃貸物件に住んでいる私による独断と偏見に満ちた見解です。

格安賃貸物件の選び方

基本的な選び方としては、通常の賃貸物件と同様です。
希望する家賃金額の中で物件を絞り込み、その中で自分に合う条件のものを探していきます。

ただし、ここで通常の賃貸物件の選び方とは異なる重要なポイントがあります。

格安賃貸物件を選ぶ場合、優先順位が低い条件については思い切って捨てる覚悟でのぞみましょう。
そうすることで家賃が安い物件を選ぶことができます。

もちろん優先順位の低い条件を捨てなくてすむならそれがいいですが、可能な限り家賃の安さを求めるのであれば、それくらいの気持ちで物件を探すほうがいいと思います。

でないと「やっぱりこの条件も必要、あの条件も必要」ということになってしまい、格安家賃の物件を選ぶことができなくなります。
どうしても譲れない条件以外については、多少条件が合わなくても妥協して受け入れる覚悟が必要です。

一応の目安として、優先する条件の数は家賃を除いてだいたい3個〜5個くらいがいいと思います。
その中でも1位〜5位のように順位を設定しておくと、自分に合った物件を探しやすくなります。

優先したい物件の各条件を決める

ここからは物件の各条件について書いていきますので、『自分にとって優先順位の高い条件』をまずは明確にして、実際の物件を探しましょう。

家賃

家賃については格安であることがそもそもの前提条件になりますが、物件を選ぶ際の一番のベースになるので書いておきます。

このブログでは、格安賃貸物件の家賃目安として、都会なら4万円台以下、地方なら2~3万円台くらいを推奨しています。
これくらいまで金額を抑えることができれば、節約の面でかなり大きな効果を期待できるからです。

とは言え、東京などの超都心だとこの価格帯は難しいと思います。(6万円でも安いというレベルでしょう・・・)

その場合は、

  • 格安家賃をあきらめて都心エリアでの最低価格帯で物件を探す→コストをあきらめる
  • 超都心はあきらめて近くでもっと安いエリア(近くの市区で、都心にアクセスが可能なエリアなど)を検討する→希望の場所をあきらめる

このどちらかになります。

さらに家賃に関しては、他にも確認しておきたいポイントがあります。

家賃以外に固定でかかる費用はないか?

家賃に加えて、水道代や謎の固定費がかかるケースがありますので、物件情報詳細でチェックしておきましょう。

家賃は安く設定されていても、実際はプラスアルファの固定費で数千円や1万円近くかかるケースがあります。

更新費用を含めたトータルの金額ではどれくらいになるかも把握しておく

ほとんどの賃貸物件では、2年ごとのタイミングで更新費用がかかります。
この費用も踏まえた年間のトータルで金額を把握しておけば、実際の出費がより明確になります。

たとえば家賃3万円で、水道代が2,000円、更新費用が24,000円の場合
3万円 + 2,000円 + (24,000円÷24ヶ月) = 33,000円
という感じで、毎月の実質負担金額は33,000円です。

実際は24ヶ月や12ヶ月で割り算すると、月あたりに加算される金額はそれほど大きくありません。しかし実際の出費をきっちり把握しておきたい人にとっては計算しておくといいと思います。

また、この考え方は『物件を絞り込んだ結果、2択で迷っている場合』などであれば、どちらの物件を選ぶかの判断基準にできます。

面積・間取り

物件面積(主に部屋の面積)は、狭くても大丈夫なのか、広いほうがいいのか、人によって違うと思います。

寝に帰るためだけの部屋であれば5〜6畳で十分かもしれませんが、在宅で丸一日仕事している場合だと8〜9畳くらいないとちょっとキツいでしょう。仕事部屋とくつろぐ部屋は別にしたいという人もいると思います。
また、狭い空間だと圧迫感を感じてしまって耐えられないという人もいるかもしれません。

自分が住居に求める機能を明確にすることで、物件面積という条件が自分にとってどこまで必要なのかがわかります。

下記に物件面積(もしくは間取り)ごとのメリットデメリットをまとめていますので、これを踏まえて考えましょう。

機能メリットデメリット
部屋が広いもしくは部屋数の多い物件生活するだけでなく、プラスアルファの機能がある(仕事、リラックススペース、など)開放感がある、家具などのレイアウトの自由度が高い、仕事部屋と寝室を分けられる冷暖房が効きにくい、掃除が面倒、スペースがある分無駄な荷物が増えやすい
狭い部屋生活するのに必要最低限の機能がある(寝に帰るだけの部屋)冷暖房が効きやすい、掃除が楽、荷物は増えにくい窮屈で圧迫感がある

狭い部屋でもなるべく快適な部屋を選ぶコツ

格安賃貸物件の場合は狭いケースが多いと思います。しかし面積が狭いからといって居心地が絶対に悪いわけではありません。

狭くても下記のような機能・特徴がある部屋を選ぶと、圧迫感の軽減や省スペース効果が期待できます。

特徴・機能得られる効果
収納が十分ベッドを置かなくてもよくなるので、起きている間は部屋のスペースを最大限活用できます。ただし出し入れの手間というデメリットはあります。また、室内に物を置かなくてもいいので部屋を広く使えます。
天井が高い部屋が狭くても開放感を得ることができ、圧迫感が軽減されます。ただし暖房が効きにくいデメリットがあります。
窓が大きい天井の高さよりも効果は薄いですが、窓が大きいことで開放感を期待できます。ただし外気温の影響を受けやすいデメリットがあります。
淡い色合い部屋が落ち着いて広く見えるため、圧迫感の軽減を期待できます。
ロフトがあるロフトがあることで使えるスペースが増えます。ただし、暖房が効きにくくなるデメリットがあります。

さらに、実際に狭い部屋に入居した人のために「狭い部屋でも快適に過ごそう」を別記事で書いていますのでぜひ読んでみてください。

築年数

築年数については、条件としてそこまでこだわる人は少ないかもしれません。
しかし、築年数については実は下記のような重要な側面があると考えます。

  • 物件が新しくて綺麗か?古くてボロいか?
  • 故障不具合が多いか?少ないか?
  • 耐震性は大丈夫か?

これらの点において築年数についても、ある程度判断基準になってくると思います。

築年数による物件の状態

築年数が新しいと当然物件は綺麗です。そのぶん家賃は高くなります。

一方、築年数の古い物件はボロいケースがあります。ボロくても全然平気、といういう人もいるでしょうが、あまりにもボロいと心がすさんでくるというデメリットもあります。

この点、内装がリニューアルされている場合だと築50年とかでもけっこう綺麗な物件があったりします。

また、古い物件で作りが昔の和室ベースだと、部屋と部屋の間の襖(ふすま)が低く、背が高い人の場合は少しかがんで移動しなくてはならず、地味に不便だったりします。

故障不具合が多いか?少ないか?

築年数の古い物件はやはりいろいろと不具合が多いです。

リニューアルさせていて部屋はすごく綺麗な場合でも、水漏れや床のきしみなど、ぱっと見でわからない不具合が隠れています。(もしくは住んでから不具合が発生します)

こういった物件に住む場合は、家賃が安いからしゃーないか〜と割り切ってしまうのがいいと思います。

築年数による耐震性

1981年以前に建築確認を受けている場合、旧耐震基準の建物です。

どうしても心配な場合は、これ以前に建てられた物件は避けたほうがいいと思います。

日当たり

大きな窓の方角ごとに、特徴を見ていきましょう。

メリットデメリット
朝日が明るくて心地いい。午前中に洗濯物を干す必要がある。
西やや人気がないため家賃が安め。冬場はお昼から夕方にかけての太陽光で部屋が暖かい。西日が差し込んでくるので夏場は暑い。壁紙などが日焼けする。
明るくポカポカ。洗濯物がすぐ乾く。夏の暑さがヤバい。
暗くて寒い。洗濯物が乾かない。人気がないので家賃が安い。逆光で外の景色がはっきり見える。

方角以外の注意点としては、物件のすぐ隣に建物があるケースです。このような物件では、窓はあるものの光がほとんど入ってこないので、部屋の中は常に暗い状態です。
普段からカーテンを閉め切っても平気、という耐性のある人以外はおすすめしません。

駅・周辺施設からの距離

駅徒歩10分程度だと歩くのは余裕ですが、徒歩15分をこえてくるとちょっと遠く感じます。自転車がないときついですね。

できればスーパーは近いほうがいいと思います。コンビニよりも食費が安く済むので、節約効果が非常に大きいからです。たとえ自炊しない人でも、割引弁当などをゲットできるという特典を得られます。

あとはカフェや図書館が近くにあると、書斎代わりに使うことができるので、部屋が狭い人にはおすすめです。

収納

収納がほとんどない物件の場合、部屋の中に棚、衣装ケース、ハンガーラックなどを置くことになります。
部屋が広い、もしくは複数部屋があるのなら問題ないかもしれませんが、それでもある程度キレイに整理しないと見た目がゴチャゴチャします。(掃除もやりにくくなります)

収納がほとんどない物件は、家賃は安い傾向にあると思いますが、それなりに不便は覚悟しておきましょう。(できれば最低限の収納はないとけっこうきついです。)

いわゆるミニマリトのように荷物がかなり少ないという人であれば収納なし物件でもアリかもしれません。
もしくは収納の条件は捨ててそのぶん家賃を安くして、そのかわりレンタル倉庫を利用するという手もあります。

逆に収納が極端に豊富な場合は、物が増える原因になってしまったり、入れる物がなくてスカスカになったりして微妙だったりします。
もちろん収納が余っている場合でも工夫次第で有効活用できます。押入れを机にしたり、余白を生かして見せる収納でおしゃれにしたり、いろいろできそうです。

一番無難なのは(他の条件との兼ね合いもありますが)適度に収納があるくらいがベターだと思います。

キッチン

格安賃貸物件の場合、キッチン設備はそこまで充実していないケースが多いと思います。

「ワタシは自炊を一切やりませんッ!!」という人であれば、キッチンの条件を完全に捨てることができるのですが、多少の自炊をするつもりであれば、あまりにショボショボキッチンは避けたいところです。

自炊は節約効果が非常に高いので、可能ならばぜひやっておきたいですよね。うまくメニューを考えれば、栄養バランスも取りやすいですし。

私は一応目安として、下記のポイントで選んでいます。

作業スペースの有無

コンロと流しの間の作業スペースがないキッチンはできれば避けたいです。まな板でのカットする場所がありません。素材を置く場所もありません。非常に使いにくいです。

キッチン周辺のスペースの広さ

キッチンの作業スペースを補うには、キッチンワゴンが役立ちます。キッチンワゴンを活用すれば、上記に書いた「コンロと流しの間の作業スペース」がなくても、最悪なんとかなります。

しかし玄関からの廊下にキッチンがある場合など、キッチン周辺のスペースが十分でないとワゴンを置けないので、作業スペース拡張が難しくなります。

なので、作業スペースがなくてもキッチン周辺のスペースに余裕があれば、キッチンがショボくてもなんとかなりやすいです。

キッチンについては、別記事で「狭いキッチンでも快適に料理しよう」を書いていますので、ぜひ参考に読んでみてください。

ベランダの有無

ベランダなし物件はベランダあり物件と比べると家賃が安いです。 ただし、それなりに不便であることは覚悟したほうがいいと思います。

メリットデメリット
ベランダあり洗濯物や布団が干しやすい、ダストボックスなどを置ける。掃除が面倒。狭い場合はベランダがあっても使いにくい。
ベランダなしベランダありに比べて家賃が安くなる。掃除の手間がない。洗濯物や布団を干す場所に困る。

ベランダがない場合は、室内干しになることが多いです。
広い部屋もしくは複数部屋がある場合ならまだいいかもしれませんが、それでも常時室内干しが嫌な人は多いと思います。
スペースを圧迫しますし、湿気がこもりますし、見た目的にも生活感ありすぎてテンション下がります。

ベランダがあったとしても、面積が非常に狭い物件もあります。ないよりはマシですが、この場合も洗濯物の干し場所に困ります。

このようにベランダなし物件を嫌がる人は多いでしょうから、そこを気にしないタイプの人であれば、選択肢がけっこう増えると思います。(ベランダはないけど他の条件がいい物件とか)

ちなみに、導入コストはかかりますが「乾燥機付き洗濯機」を所有しておけば、そもそも干す必要がありませんので、ベランダなし物件でも洗濯物の問題は解決できます。
また、コインランドリーによっては布団を洗えたりするので、物件の近所を確認してみてもいいかもしれません。

風呂&トイレ

風呂&トイレはいろいろなスタイルがあるので、それぞれのケースについて見ていきます。
(2点ユニットバスと呼ばれる、風呂と洗面台がセットになっているものもありますが、ここでは3点ユニットバスについて書いています。)

ユニットかセパレートか

基本的には、風呂&トイレについては「3点ユニットバス」か「セパレート」のどちらかを選ぶことになります。

3点ユニットバスというのは、ビジネスホテルでよくあるアレです。風呂&トイレ&洗面台が全部セットになっている設備です。

一方のセパレートは風呂とトイレが別になっています。

他の条件にもよりますが、一般的には3点ユニットバス物件ほうがセパレートよりも家賃が安いです。
地方・古い・不便などの物件でなければ、格安家賃でセパレートはなかなかお目にかかれないと思います。

なのでもちろん、「3点ユニットバスでもOK」という条件にしたほうが物件の選択肢は広がります。

でも3点ユニットバスって不便そうですよね・・・?風呂トイレは別のほうがいい人がほとんどでしょう。
たしかにセパレートと比べると不便な点がありますが、実はメリットもあります。

むしろちょっとの不便で家賃が安くなったり、住みたいエリアに住めたり、他の条件がよくなるのなら、ユニットバスでいいのでは?と思います。(それに毎日使っていると慣れてきてなんとかなったりします。)

このあたりについては、別記事で「3点ユニットバスを快適に活用しよう」に詳しく書いていますのでぜひ読んでみてください。

風呂なし物件はどうなのか

これはなかなかのチャレンジャーですが、そもそも風呂なし物件という選択肢もあります。

近所の銭湯やフィットネスクラブ(ジム)のお風呂を利用するという作戦ですね。
風呂なし物件に住もうという人はあまりいないでしょうから、家賃は相当抑えることはできるでしょう。

とは言え、かなりの覚悟がないとけっこうハードルは高いと思います。

それに入浴料がそれなりにかかる場合だと、せっかく家賃が安くても、トータルの負担金額は風呂あり物件とそれほど変わらないということになるかもしれません。

毎日フィットネスクラブ(ジム)に通う人で、そこに入浴設備がある場合なんかだとアリかもしれません。
そのかわり遅くまで営業していて、かつ近所ですぐに行けるという環境でないと厳しいですが・・・

なのでかなりの上級者向けです。

インターネット環境

インターネットはもはやインフラなので、重要な条件ですね。

人によって状況がかなり異なりますので、何が必要なのかを踏まえて物件選びの際にチェックするようにしましょう。

たとえば、以下の3パターンを考えてみます。

  1. 固定回線を引いている人
  2. ホームルーター(置くだけWi-Fi)やモバイルルーターを使っている人
  3. スマホだけの人

1の人にとっては、固定回線を引ける物件である必要があります。
2や3の人は、電波状況がいいことが必須の条件になります。

電波に関してはよほど田舎でなければある程度は大丈夫でしょうが、固定回線は物件によって注意が必要なケースがあります。

たとえば物件がかなり古い場合だと、マンションプランを契約できず、ファミリープランになってしまうことがあります。
その場合は、部屋に直接光回線を引っ張り込まなくてはいけません。初期費用・月額費用もファミリープランだと少し多くかかります。

普通にマンションプランを契約できるケースでも、速さや安定性にかなり高いクオリティを求めるのであれば、事前の確認はしておいたほうがいいかもしれません。(オンラインゲームをがっつりやるとか、YouTubeでライブ配信やるとか、仕事で重たいファイルをやりとりするとか)
マンションプランは回線を住人で共有するため、ファミリープランと比較すると少し遅くなるためです。

また、インターネット使い放題&無料(家賃に含まれてる)の物件も、人によっては注意が必要です。
ネットの契約が不要なので便利なのですが、もし回線が遅かったりすると変更ができないのがデメリットがあります。(自分で別回線の契約はできないケースが多いと思います)

ガスの種類

ガスの種類には、都市ガスとプロパンガスがあります。

できれば都市ガスをおすすめします。なぜなら安いからです。

プロパンガスは都市ガスと違って、取扱店によって金額が違います。そして一般的には都市ガスよりも割高傾向にあります。

物件によってはプロパンガスの料金がかなり高額になるケースもあるようです。もしそのような物件に住んでしまうと、毎月のガス代の負担が大きくなってしまいます。
不安な方は内見のときに不動産屋さんに確認してみましょう。

一方、都市ガスについては電力会社が提供しているガスサービスもあり、そのあたりをうまく活用するとさらに割安にできます。

光熱費は節約することで出費を抑えることはできますが、毎月必ず発生します。
なので、できるだけコストダウンできるようにしていきたいですよね。

エアコンの有無

近年の夏の異常な暑さを考えると、エアコンは必須アイテムです。
物件条件がどうこう以前に、エアコン付きは当たり前だと考えるのが一般的かもしれません。

しかし、めちゃくちゃ古い物件の場合、エアコンがついていなかったりします。

その場合は、自己負担で設置してくださいというケースがおそらく多いと思います。
さすがにエアコン無しで夏場を乗り切るのは健康上、非常によろしくありません。

エアコンの購入・設置工事などを自分で手配しなくてはならないので、コスト面だけでなく時間や手間もかかってきます。

なので「ものすごく家賃が安く、かつものすごく気に入った物件」でないと、エアコン無し物件を選ぶメリットはあまりないと思います。

あとは、古くてボロボロだけど内装は好き放題してくれていいという物件の場合もエアコンがなかったりします。
ただ、このケースは住居というよりテナント向けだと思うので、よほどDIYが好きとかでなければ難しいと思います。

ロフトの有無

ロフト付きは物件は、今まで住んだことがない人にとっては、どこか魅力的に感じるものがあるかもしれません。

まるで秘密基地のようですし、布団を敷いて自分だけの空間にすることも可能です。収納スペースとして使うこともできます。

一見すごく魅力的ですので、どうしても気になる人は一度住んでみてもいいかもしれないのですが・・・私はあまりおすすめしません。 なぜならデメリットもそれなりにあるからです。

メリットデメリット
寝床や収納に使える、天井高くて解放感、ワンルームでも複数部屋があるのと同じ物がふえる、掃除が面倒、登り降りが危険、暖房がききにくい、はしごが邪魔、ロフトで寝ると暑い

ロフトについては別記事で詳しく書く予定です。

洗面台

独立洗面台付き物件で格安のところはなかなか少ないと思います。あるとしても地方の物件くらいでしょうか・・・

独立洗面台はあれば便利ですが、なくてもなんとかなります。

ほとんどのユニットバス内に鏡付き洗面台があると思いますので、それで十分使えます。
ユニットバス内にいろいろ置きたくないのであれば、キッチンにミニミラーをつけて歯磨きすることもできます。

今住んでいる物件が独立洗面台付きで、独立洗面台がない物件に引っ越すのは抵抗がある人がいるかもしれませんが、大丈夫です。
最初は多少不便かもしれませんが、すぐに慣れます。

なので、よほどこだわりがなければ優先順位の低い条件だと思います。

洗濯機の置き場

洗濯機の置き場については、室内か室外どちらかになります。

おそらく多くの人は、室内置き場のほうがいいのではないでしょうか。
室内のほうが洗濯機の汚れや痛みが出にくいですし、クソ寒い冬や大雨の日に洗濯のために外に出なくてすみます。

一方の室外置きのほうはイメージ悪いかもしれませんが、そこまで悪くもありません。

まず室外に置くほうが音は気になりません。狭い物件で室内置きだとちょっとうるさかったりします。。。
それから室外に置くことによる汚れや痛みについては、カバーをつけるとだいぶましになります。 もちろん大雨や真冬の洗濯はどうしようもないので、その点では室内置きのほうがいいです。

メリットデメリット
室内洗濯機の汚れや痛みが出にくい、大雨や寒さなどの天候の影響を受けずにすむ洗濯時の音がうるさい、水漏れすると面倒
室外音がうるさくない、通気性はいい洗濯機の汚れや痛みが出やすい、大雨や寒さの影響をうける、真冬の凍結が心配

ちなみに、乾燥機付きの高性能洗濯機を持っている場合は、室内置きにしておいたほうがいいと思います。
高いお金を出して購入したのであれば、長く使うためにも室内のほうがいいです。 もし精密機械が入ってるような洗濯機を室外に置いて、故障したら大変です。修理代も高くつくかもしれません。

また、思い切って洗濯機を持たないという方法もあります。
格安のコインランドリーがすぐ近くにあれば、洗濯機を所有せずに済みます。ただし、毎回のコストはかかりますので、そこまでメリットは大きくないかもしれません。

フローリングと畳

優先順位としては低いとは思うのですが、一応書いておきます。

フローリングと畳のどちらがいいかについては、これはもう好みの話になると思います。

ただ、潔癖の傾向がある人はフローリングのほうがいいかもしれません。 なぜなら水拭きを徹底的にできるからです。食べ物や飲み物をこぼした時も、フローリングのほうが綺麗に拭き取れます。
畳の場合、すごくかたく絞った雑巾であれば簡単な拭き掃除はできますが、基本的に水分はNGです。

かと言って、畳が全然ダメということでもなく、室内の湿度を快適に保ってくれたり断熱効果があるのは魅力的です。このあたりは自然の素材ならではですね。

メリットデメリット
フローリング水拭きでの掃除ができる床が冷たい
調湿効果・断熱効果がある、和風で落ち着く雰囲気がある、カーペットがいらない水拭きできない、ダニが発生しやすい

たとえばこんな感じ(ざっくりの例)

以上、各条件について書きましたが、ここでめちゃくちゃ簡単ではありますが、いくつか事例を考えてみましょう。

優先順位1位の条件(たとえば、駅が近い or 部屋が広い or 設備が充実しているなど)をベースに、物件を選んだケースです。

ここではざっくりの条件でのピックアップになりますので、より具体的で細かい条件については人によって違ってきます。

駅近優先の場合

・駅から徒歩3分、ワンルーム6畳、築40年、ユニットバス

とにかく駅の近くで家賃が安いことを最優先して、それ以外の条件は妥協したケースです。
部屋は狭いワンルーム、築年数は古くてユニットバスですが、駅からはとにかく近いです。

広さ優先の場合

・12畳のワンルーム、築50年、駅から徒歩15分、風呂トイレがセパレート

とにかく部屋の広さ重視です。
築年数がけっこう古めだと「家賃が安いのに広い」という物件がちょくちょくある印象です。
(その代わりけっこうボロかったりすることがあるので、内見で実際に確認してから決めましょう)

設備優先の場合

・ワンルーム5.5畳、築30年、駅から徒歩18分、風呂トイレがセパレート、独立洗面台、室内洗濯機置き場

室内設備の充実を重視しています。部屋は狭いですが、その他の室内設備は充実しています。
地方とかだと、駅近でも設備が充実した物件があるかもしれません。

まとめ

家賃が安い物件を選ぶには、条件の絞り込みをしっかりできるかが重要なポイントになってきます。

格安賃貸物件はたしかに狭かったり、ボロかったり、不便だったりします。
でもそのぶん家賃を通常よりも大幅に抑えることによるメリットはかなり大きいです。
(もちろん健康へのダメージや極度のストレスの原因になるような無理な選択はしないようにしましょう。)

まずは物件の条件の優先順位を明確にして、ぜひ自分に合った物件を探してみてください!

プロフィール

HIRA

家賃3万円の格安賃貸物件在住。
現在は地方で一人暮らし。今まで様々な賃貸物件を転々としてきました。
普段はWeb系の仕事をしています。

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