格安賃貸ハック

狭いキッチンでも快適に料理しよう

2023/6/7

2023/7/21

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格安賃貸物件への引っ越しを考えた時に、悩みのひとつになってくるのが狭いキッチンです。

自炊する人にとってはほぼ毎日のことですから、キッチンの問題は重大です。
不便なキッチンのせいで、格安賃貸物件への引越しをためらっている人も中にはいるのではないでしょうか。

私も格安賃貸物件の使いにくいキッチンに悩まされてきました・・・でも節約&健康のために自炊はしたいので、少しでも使いやすくなるようにいろいろ工夫しています。

この記事では、下記のような悩みを持つ人に向けて、格安賃貸物件の狭いキッチンでも快適に料理ができるテクニックを紹介します。

  • 家賃が安いのは魅力だけど、キッチンが狭くて使いにくい
  • 食費節約のためにも、なんとか最低限の料理ができる環境が必要
  • いい条件の物件を見つけたけどキッチンだけがショボくて迷っている

極狭キッチンの3つの問題点

まずは格安賃貸物件のキッチンでよくある問題点3つをピックアップします。その上でそれぞれの解決策を考えてみましょう。

問題点1:作業スペースがない

まずはとにかく狭くて使いにくい。ただでさえ面倒な自炊、さらにやる気が失せますね。。。

特に「コンロと流しの間の作業スペース」が狭いと非常に不便です。まな板を置くともうギリギリ。
物件によってはコンロのすぐ真横が流しになっていて、作業スペースがまったくない絶望的なキッチンもよくあります。

設計した人はカップ麺しか作らない想定なのでしょうか・・・(笑)
まあ家賃が安いので仕方ないんですけど、あまりに狭いキッチンはなかなか困りものです。

問題点2:1口コンロなので料理がしづらい

複数の料理を作りたい場合や、同時進行で調理が必要な料理の場合、1口コンロだと作業効率が悪く不便です。

「メインおかずを作っている間に味噌汁を作りたい」
「パスタを茹でつつパスタソースをフライパンで作りたい」
など、簡単な料理をするときでも2口コンロがほしい場面はけっこうあると思います。

1口コンロでは同時進行ができないので、作る順番やタイミングが難しかったりして、けっこうバタバタしますよね。

また、1口コンロで複数料理をする場合、調理中の料理の仮置きスペース問題もあります。
たとえば味噌汁を先に作って、メインおかずを作った後にまた味噌汁を温めたい場合など、途中で味噌汁を仮置きする場所がなくて困ります。

問題点3:収納スペースがない

一人暮らしだと食器の数はそれほど多くありませんが、鍋やフライパンが複数あると、意外と場所を取ります。

狭いキッチンの場合は収納スペースもわずかしかなく、物があふれてしまって置き場所に困りますよね・・・

かと言って、キッチン以外の収納(たとえば押入れとか本棚とか)に置くのは避けたいですし、狭い物件の場合は食器棚を追加で置くのも難しいです。

狭いキッチンでも快適に使える方法

それでは不便なキッチンの問題点3つについて、それぞれの解決策を紹介します。

解決策1:作業スペースを作る

『問題点1:作業スペースがない』の解決策です。ここではキッチンワゴンとまな板を有効活用します。

キッチンワゴンで作業スペースを作る

作業スペースがないなら作ってしまえ!ということで、まずはキッチンワゴンをオススメします。

キッチンワゴンは天板が平らになっているタイプがいいと思います。
携帯式IHコンロや材料や調理道具を置いたり、(頑丈なワゴンであれば)まな板を載せてカット作業ができます。

さらに下から1段目〜2段目は収納にできるタイプのものが多いですし、キャスターで移動できれば邪魔にもなりにくいです。

ちなみに私はこんな感じのキッチンワゴンを使っています。キャスターで動かしたいので、キッチンマットは敷いていません。

DIYができるなら、自宅キッチンに合わせてオリジナル作業台を作ったりしてみてもいいかもしれませんが、それなりにハードルは高いです。
まずは普通のキッチンワゴンを購入するのがいいと思います。

ただ、このキッチンワゴンでの解決策が難しいケースもありまして・・・
キッチン周辺のスペースがめちゃくちゃ狭い場合だと、キッチンワゴンを置くスペースがありません。

たとえば、玄関と部屋をつなぐ狭い廊下にキッチンがあるケースです。
この場合は小さめのキッチンワゴンや、折りたたみ式の台をうまく使ったりするのがいいと思います。

なのでできれば、キッチンまわりに余裕がある間取りのほうが、キッチンのスペース増設はしやすいです。(家賃や他条件との兼ね合いもありますから、理想どおりの間取りはなかなか難しいとは思いますが・・・)

まな板で作業スペースを作る

コンロとシンクの間に作業スペースがない場合は、まな板をうまく使いましょう。
「まな板受け」を使うことで、シンク内のスペースを作業場所として有効活用することが可能です。

まな板受けはシンク上に橋のように渡らせて、まな板を置く台を作る器具です。

画像引用:山研工業株式会社公式サイト

さらに前述したキッチンワゴンも組み合わせれば、材料を置くための作業スペースも確保できます。
この合わせ技なら、たとえ絶望的に狭いキッチンであってもだいぶ料理がしやすくなると思います。

ちなみに私が以前住んでいた物件では、シンクはかなり広かったのですが、コンロとシンクの間の作業スペースがありませんでした。

なので、大きめまな板を購入して、まな板を直接シンクに渡して使っていました。
この方法でも「まな板受け」と同じ効果を得られましたが、まな板が大きいので洗うときにちょっとやりにくかったです。 (まな板の強度の問題もあるので、その点は注意が必要です)

総合的に考えると、巨大まな板よりも、まな板サイズに制限が少ない「まな板受け」が一番いいかもしれません。(毎回シンクに設置する手間はありますが)

解決策2:1口コンロのキッチンを2口コンロにする

『問題点2:1口コンロなので料理がしづらい』の解決策です。

「1+1=2」ということで、携帯式IHコンロを追加しましょう。ただしこの方法は、前述したキッチンワゴンが必要です。

携帯式IHコンロをキッチンワゴン上段に載せて、備え付けの1口コンロの近くに置きます。これだけで簡単に2口コンロを実現できます。

↓この写真は親子丼と味噌汁を作っているところ。

もちろん電源は必要になるので、延長コードなどで引っ張ってくるなどして確保しなくてはなりません。
私はキッチン下の使っていないミニ冷蔵庫用コンセントを、携帯式IHコンロの電源にして使っています。(コンセントが奥の方だったので、延長コードで引っぱり出しました。)

携帯式IHコンロのコンセント抜き差しがちょっと面倒ではありますが、2口コンロになるとめちゃくちゃ料理しやすくなります。
料理のバリエーションも増えますし、自炊しようという前向きな気持ちになります。

ただし1点注意点がありまして・・・
追加の携帯式IHコンロを置く場合、備え付けのコンロのように換気扇がすぐ上にありません。なので調理中の熱気や湯気がすごい場合などは、天井に影響がないか注意しましょう。

解決策3:収納場所を作る

『問題点3:収納スペースがない』の解決策です。

まずは不要な物を減らそう

キッチンの収納スペースが少ない場合、まずは不要な持ち物を減らすことを検討しましょう。
シンプルで当たり前のことですが、これがけっこう効果的です。

  • 一人暮らしなのに余計な食器をたくさん持っていませんか?
  • 買った時しか使っていない不要な調味料がありませんか?
  • いつか使うかもと思って、何年も使っていない調理道具をずっと保管していませんか?

一人暮らし歴が長くなってくると、キッチン関連グッズはいろいろと増えがちです。
キッチンまわりの持ち物を調べてみたら、思った以上に不要な物がたくさん出てくるかもしれません。

持ち物を減らすと収納スペースに余裕が出るだけでなく、精神的にもスッキリして調理時の作業がやりやすくなると思います。

もちろん様々な調理道具があるほうが料理はしやすいです。しかし狭いキッチンでは収納や作業スペースは限られていますから、本当に必要な物だけに絞り込むことが重要です。

吊るして収納しよう

狭いキッチンでも、空中には意外とスペースが余っていたりします。備え付けの収納が少ないなら「吊るす収納」を取り入れて、あいている空間をうまく活用しましょう。

私は突っ張り棒を使って有孔ボードを設置しています。いろいろと吊るすことができて便利です。(見た目的にもなんかカッコいいですし。)

あとはマグネットでいろいろくっつけたりしてもいいですね。

ちなみに私はハンドソープを直接置きたくなかったので、吊るすためのホルダーを設置しました。ホルダーは100均のタオルかけの棒の部分を短くカットして作りました(笑)

吊るす収納を利用すれば、シンクまわりにいろいろと物を置かずに済むので、掃除がしやすくなります。

ただし突っ張り棒を使う際は、ある程度の重さに耐えられるものにしましょう。
突っ張り棒には耐重量が書かれています。自分が吊るそうと思っている物より重ためでも耐えられる商品を選ぶと確実です。

コンロのすぐ上に突っ張り棒などを設置すると熱の影響で劣化するかもしれませんので、その場合はコンロから少しだけ離すようにしましょう。

また、頭上に吊るすのも避けたほうがいいと思います。くれぐれも落下については注意しましょう。

使わないミニ冷蔵庫は収納庫にしよう

すでに冷蔵庫を所有しているのに、引っ越し先の物件に冷蔵庫が備え付けられている場合があります。
よくあるのは、キッチンの下に設置されているミニ冷蔵庫です。

2つ目のサブ冷蔵庫として使ってもいいですが、特に必要ないのであれば収納庫にしてしまいましょう。

私はキッチン関連の細かい小物を入れています。あまり入れる物がなかったのでスカスカですが・・・

収納庫として使うのであれば、冷やす必要はないのでコンセントを抜いておきます。(私はミニ冷蔵庫用のコンセントに延長ケーブルをつないで携帯式IHコンロの電源にしています。)
もちろんミニ冷蔵庫のコンセントを抜くと庫内は冷えませんので、収納するのは常温保存可能なものだけにします。

100均などの収納グッズを使うと、庫内を綺麗に整理整頓できていいと思います。

まとめ

以上、狭いキッチンでも快適に料理するための方法を紹介しました。
これ以外でも自分なりに工夫することで、いろんなやり方が見つかると思います。

格安賃貸物件ではキッチンの狭さがネックになることが多いと思います。

そこで狭いキッチンでも工夫すれば大丈夫ということになれば、家賃の安い物件を選ぶことができたり、キッチン以外の条件を優先したりできるようになります。

また、自炊をすると食費がかなり抑えられますし、栄養の偏りも防ぎやすく、非常にメリットが大きいです。
(料理することがよほど嫌いでなければ)格安賃貸物件で自炊も組み合わせるとさらに効果的な節約になります。

というわけでキッチンを使いやすくして、ぜひ自炊しましょう(笑)

プロフィール

HIRA

家賃3万円の格安賃貸物件在住。
現在は地方で一人暮らし。今まで様々な賃貸物件を転々としてきました。
普段はWeb系の仕事をしています。

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