格安賃貸ハック

3点ユニットバスを快適に活用しよう

2023/6/7

2024/5/5

本記事にはプロモーションが含まれています。

みなさんは賃貸マンションやアパートの「3点ユニットバス」についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?

格安賃貸物件では、3点ユニットバスの物件が多いです。

お風呂・トイレ・洗面台が全部一緒になっているので、使いにくくて不便なイメージが強いと思います。
セパレートとユニットバスのどちらがいいかと聞かれて、ユニットバスのほうがいいと言う人はおそらく少数でしょう。

とは言え、3点ユニットバスはセパレートと比べると家賃が安くなることが魅力です。

さらに実は隠されたメリットも存在します。

この記事では、不便な3点ユニットバスでも快適に活用できる方法を解説します。
(以下、この記事内では3点ユニットバスはユニットバスと記載します。)

なぜユニットバスを不便に感じるのか?

そもそもユニットバスがなぜそんなに不便に感じるのかを考えてみましょう。

それを踏まえた上で、不便さを軽減する方法について解説します。

理由1:狭い

ユニットバスでは、お風呂・トイレ・洗面台がすべて同じ部屋に詰め込まれているので、スペースの都合上どうしても狭くなる傾向があります。

物件によっては少し広めのユニットバス(浴槽が大きかったり、トイレまわりのスペースが広めだったりするケース)はあるものの、多くの格安賃貸物件では狭いユニットバスだと思います。

狭い上に窓のないユニットバスがほとんどでしょうから、なおさら窮屈に感じますよね。。。
物を置くスペースがないのも悩みどころです。しかもシャワーカーテンを閉めるとさらに圧迫感があります。

理由2:入浴がしづらい

ユニットバスには通常のお風呂のような洗い場がありません。なので浴槽の外で体を洗ったり流したりすることができません。

そうすると浴槽にお湯をはって入浴する場合、いったいどのタイミングで頭や体を洗えばいいのかどうもわかりにくくて使いにくいですよね。

お湯につかるのは面倒なので、シャワーだけで済ませている人も多いのではないでしょうか。

理由3:清潔感がない

窓がないユニットバスでは入浴後の湿気でカビが心配ですよね。。。(特に梅雨の時期)
畳んだシャワーカーテンが乾きにくくて、ずっと湿っているのも気になります。

さらに浴槽のすぐ横にトイレがあるので、忙しくて掃除ができないと不潔に感じてしまう人は多いのではないでしょうか。

ユニットバスの不便さを解決する方法

というわけで、それぞれ不便に感じる理由1〜3について、それぞれ解決策を紹介します。

解決策1:少しでも広く使おう

『不便に感じる理由1:狭い』についての解決策です。

なるべく物を置かない

ユニットバスを少しでも広く使うには、シンプルにまずはこれが一番の解決策だと思います。
お風呂・トイレ・洗面所と3つの機能があるということは、そのぶん必要な物や備品が増えがちです。しかし本当に必要なもの以外はユニットバス内に置かないようにしましょう。

「ごちゃごちゃ物が置かれている空間」よりも、「物がほとんど置かれていない空間」のほうがスッキリして広く感じますよね。

私は必要最低限まで絞り込んだ結果、ユニットバス内には下記の物しか置いていません。

  • トイレットペーパー(ストックは外に保管)
  • ハンドソープ(手洗い用)
  • ハンドタオル(手洗い後に手を拭く用)
  • お風呂掃除用スポンジ(乾きやすいように常に吊るしておく)
  • 石鹸(入浴時に体を洗う用)
  • サンダル&サンダルフック

これ以外のものはユニットバスの外に置いていて、使うときだけ持ち込みます。

ちなみに使うときだけ持ち込む物は下記です。

  • 歯磨きセット
  • 入浴後に体を拭くタオル
  • シャンプー・リンス(私は頭を洗うのはほぼ湯シャンなので、ときどきしか使いません)
  • お風呂掃除用の洗剤
  • トイレ掃除用グッズ

これらはユニットバスの入り口近くの収納など、すぐに取り出せるところに置いています。

どうしても必要なものはできるだけ吊るす

まずはユニットバス内の物を減らすのが一番いいですが、様々な事情で難しいケースもあると思います。

必要最低限の物に絞り込むにしても、人によってはいろいろと必要だったり、ユニットバスの外に置き場所がなかったり。使う時だけいちいち持ち込むのが面倒に感じる人もいるかもしれません。

その場合は『吊るす』収納方法にしてみるのはどうでしょうか。

多くのユニットバスの壁は磁石がくっつく素材(裏面に鋼板が入っている)になっていると思いますので、マグネットフックを取り付けていろいろ吊るす作戦です。

壁のマグネット以外にも、シャワーカーテンのレールがいろいろ吊るすのに便利です。(ただしあまり重いものを吊るすと壊れる恐れがあるので注意)

吊るす収納方法だと、床から離れて空中に浮いていますので、掃除の時に物をいちいちどける必要がなく、邪魔にもなりません。

ユニットバス内の空間がスッキリする効果はそこまで期待できませんが、利便性はかなり高くなると思います。

シャワーカーテンをつけないのもアリ

思い切ってシャワーカーテンを取り付けないという方法もあります。

シャワーカーテンを取っ払うだけでも、ユニットバス内の空間がだいぶすっきりします。
しかも乾きにくいシャワーカーテンがなくなることで、カビの発生防止にもなります。

もちろんシャワーカーテンがないということは、浴槽の外にシャワーの水しぶきが飛び散りやすくなりますから、そのデメリットと引き換えです。

ちなみに私はシャワーカーテンをつけていません。

入浴時はできるだけ水しぶきが飛ばないように、浴槽内にしゃがんでシャワーを浴びるようにしています。
しゃがんでいても浴槽の外に少しだけ水しぶきは飛びますが、立ち上がった状態でのシャワーに比べると少量です。
床はそれほどビショビショにはならないので特に問題は感じていません。

解決策2:ユニットバスでも快適に入浴しよう

『不便に感じる理由2:入浴がしづらい』についての解決策です。

頭&体を洗うのが先か?お湯につかるのが先か?どっちがいい?

まずは使い方です。ユニットバスでお湯につかって入浴したい場合、どうすればいいのでしょうか?

方法としては2つあります。

  • 先に頭&体を洗う方法(その後にお湯につかる)
  • 先にお湯につかる方法(その後に頭&体を洗う)

これはそれぞれ人によって好みがあると思うので、どちらか好きなほうを選択するのでいいと思います。

以下にメリット・デメリットをまとめましたので、このいずれかをベースに、自分なりにしっくりくる方法を見つける感じです。

入浴方法メリットデメリット
先に頭&体を洗う体を綺麗にした状態でお湯につかることができる。冬場は頭&体を先に洗うのが寒い。さらに洗い終わった後、浴槽がお湯がたまるまで待たなくてはならない(これも寒い)。
先にお湯につかる体があたたまった状態で頭&体を洗えるので寒くないお湯につかる前にシャワーでのかけ湯ができない。いきなりお湯につかるので、事前にしっかり体を温めておく必要がある。

ただし一点注意事項がありまして、先にお湯につかる方法の場合、冬場は入浴前に必ず体をしっかりあたためておきましょう。いきなり高温のお湯につかると体に負担がかかるリスクがあるので要注意です。

ユニットバスでも半身浴はできる!

半身浴なんて広くて快適なお風呂でしかできないと思っていませんか?実はユニットバスでも可能です。

ちなみに私、冬場はほぼ毎日ユニットバスで半身浴をしています。めちゃくちゃ寒がりなのでシャワーで済ませることができないからです。

半身浴のぬくもり効果はヤバいです。体の芯から温まります。

入浴時間が長くなるというデメリットはありますが、心身ともにリラックスできて疲れがめちゃくちゃ癒やされます。
さらにプラスアルファのメリットとして、お湯につかっているときに新しいアイディアが思い浮かんだりすることがけっこうあったりします。(お風呂から出た後、思いついたことを急いでスマホにメモをとったりします。)

私がユニットバスで半身浴している方法を紹介します。

  1. 浴槽にお湯をためる(38〜40°C程度が理想)
  2. お湯につかる
  3. 30〜40分くらい経って体が温まったら、栓を抜く
  4. 頭と体を洗う

この方法であれば、体が温まった状態で頭を体を洗えるので寒くないです。

ちなみに冬場はお湯が冷めやすいので、熱すぎにならない程度に温度を少し上げて調整しています。

半身浴はお湯の温度がそれほど高くないので本当にあったまるのかな?と最初は思いましたが、30〜40分くらい経つと汗が出てきます。
体がホクホクの状態で寝ると寝つきもいいです。

ユニットバスで入浴する際の注意点

ここで大事な注意点があります。

ユニットバスでいきなりお湯に入る場合は、入浴前にしっかりと体を温めておきましょう。

体が冷えた状態から急に熱いお湯につかると、体への負担が大きく、健康上よろしくありません。

それから、ユニットバスのトイレと浴槽の間の床スペースで、頭や体を洗ったりするのはやめましょう。(おそらくやろうと思う人はほとんどいないと思うのですが・・・)

一応、床にも排水口はついていますが、そういう用途は想定してないと思うので長時間大量の水を流すと不具合の原因になってしまうかもしれません。もし排水口が詰まって部屋まで浸水するようなことになると大変です。

必ず浴槽の中に入って、頭や体を洗うようにしましょう。

解決策3:清潔感を保とう

『不便に感じる理由3:清潔感がない』についての解決策です。

入浴後は浴槽にお湯をかけておこう

入浴後はユニットバス内に湿気がたまりカビの原因になります。

これを防止するために、浴槽内にシャワーでざっとお湯をかけて流しておくと効果的です。

入浴の際に飛び散った皮脂や垢を流すことで、カビにとっての栄養を取り除くことができるそうです。
あとは換気扇をしっかりまわしておきましょう。

丸洗いすれば掃除がめちゃくちゃ楽

ユニットバスの最大のメリットの一つだと思うのですが、丸洗いが可能です。

私は入浴後に丸洗いをすることが多いです。

やり方は超簡単です。シャワーを使って、ユニットバス内を丸洗いします。 浴槽、洗面台、便器、壁、床をザザザザーーーと流すことができるので、お手軽に全体を掃除できます。

洗剤やブラシを使うきちんとした掃除は週1回程度にして、丸洗いを3日に1回くらい雑にやっておくだけでもかなり清潔に保つことができます。

もちろん丸洗いの直後はユニットバス内がビショビショになりますから、換気扇ONは必須です。しっかり乾燥させましょう。
また、丸洗いする時はトイレットペーパーや便座カバーは取り外しておきます。

この丸洗いをスムーズに行うには、やはり普段からユニットバス内にあまり物を置かないことをオススメします。(物が少ないと、丸洗いしやすいだけでなく、ユニットバスの室内が広く感じるというメリットがあります。)

<ユニットバスを丸洗いする際の注意点>

丸洗いをする際には、下記3つの点にご注意ください。

  1. 電灯や換気扇などの電気器具には絶対にシャワーをかけないようにしましょう。壊れたり感電の原因になります。
  2. 換気扇でしっかり乾燥させましょう。室内に湿気がこもった状態にしておくと、せっかく綺麗にしたのにカビの原因になります。
  3. 丸洗い時は、長時間大量の水を流しすぎないようにしましょう。床の排水口にあまりに負担がかかると、排水不具合の原因になるかもしれません。

丁寧に掃除したい時に使う掃除グッズ

ざっくりの掃除は丸洗い十分ですが、場所によってはきちんと綺麗にしておきたいですよね。

とは言えめんどくさい掃除は嫌。できるだけ簡単に綺麗になってほしい。 なので私は下記の方法で掃除しています。

<お風呂の浴槽>

私はお湯につかる日は必ず事前に浴槽の掃除をしてから入っています。(逆に、シャワーだけの日は浴槽の掃除をしないこともあります)

洗剤はブラシでこすらなくても汚れが落ちる『ルックプラス バスタブクレンジング』を使用しています。

浴槽内にスプレーして1分置いてから流すだけですので、めちゃくちゃ楽です。
ただ、全体にスプレーするので洗剤の減りがけっこう早いです。なので3回に1回程度(というか掃除をする心の余裕があるとき)は、ブラシを使って少量の洗剤でゴシゴシ掃除もしています。

<トイレの便器>

トイレ便器内の掃除には、洗剤をかけて2〜3分置いたあとに流すだけで綺麗になる『除菌洗浄トイレハイター』を使用しています。トイレブラシを置かなくてもいいので助かっています。

ただし、汚れがめちゃくちゃ落ちる分、酸性の強い洗剤です。使用の際は取り扱いに注意しましょう。 (肌が弱い方の場合は、もう少し弱い洗剤+トイレブラシのほうがいいかもしれません)

また、便器の外側や床を掃除したいときは『トイレクイックル』のようなウェットシートで拭くようにしています。

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座って用を足す

これは掃除方法ではないのですが、そもそも汚さないことが清潔に保つために一番効果的です。
なので男性は座って用を足すことをオススメします。

便器に向かって立った状態で用を足すと、実はけっこう飛び散ってるのですよ・・・しかもユニットバスの場合はお風呂と同じ空間ですから床もできるだけ清潔に保ちたいですよね。

座るようにするだけでかなり汚れにくくなるので、掃除の手間が減ります。

まとめ

というわけで、3点ユニットバスを快適に活用する方法について解説しました。

今までセパレートで過ごしてきた人にとって、ユニットバス物件に住むのはかなり抵抗があるかもしれません。でも実際のところ、毎日使っているとすぐに慣れます。

私もセパレートからユニットバスへの引越しで最初は不便に感じましたが、今では快適に半身浴をしています。

たしかに不便さはあるものの、いろいろ工夫することで快適に過ごすことは可能です。

「風呂トイレは絶対に別々でないと嫌だ!」という人でなければ、慣れでなんとかなります。
むしろユニットバスを受け入れるだけで、家賃が安くなったり好条件の物件を選べるのであれば、悪くない選択肢だと思います。

プロフィール

HIRA

家賃3万円の格安賃貸物件在住。
現在は地方で一人暮らし。今まで様々な賃貸物件を転々としてきました。
普段はWeb系の仕事をしています。

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