格安賃貸ハック

格安賃貸物件に住む圧倒的なデメリット

2023/6/2

2024/5/4

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この記事では、格安賃貸物件に住むことによって得られる『圧倒的なデメリット』を紹介します。

紹介するデメリットは、皆さんが格安賃貸物件に対して抱いているネガティブイメージと重なる部分があると思いますが、それ以外にも意外な一面があるかもしれません。(いずれにせよなかなか圧倒的なデメリットです!)

格安賃貸物件をうまく活用するには、デメリットによる負担やダメージをできるだけ最小限に抑えつつ、メリットを最大化させることが重要です。

そのためにはどういったデメリットがあるのかをあらかじめ把握した上で、自分に合った物件を選びたいですよね。
一応参考までに、各デメリットごとに問題とどう向き合うべきか・負担をどうやって軽くできるかなどについても書いています。

もちろんこれらのデメリットをどう感じるかは人によると思いますので、ほとんど気にならない・それくらいならなんとかなりそう、という人もいると思います。

まずは格安賃貸物件の『圧倒的なデメリット』を知った上で、本当に格安賃貸物件に引っ越すかどうかを検討するのがいいと思います。

(もちろんデメリットが圧倒的であるぶん、メリットも圧倒的です。メリットについては『格安賃貸物件に住む圧倒的なメリット』もぜひ読んでみてください。)

デメリット1:とにかく不便

まずは当然これですね。 ほとんどの格安賃貸物件では、おそらく下記いずれかの悪条件が該当していると思います。

悪条件特徴
狭いワンルームで6畳より狭くなると、かなり窮屈に感じます。キッチンやトイレ風呂なども狭いと不便です。
古くてボロい築50年とか60年とか古い物件があります。あまりにボロくてみすぼらしいとメンタル面で気持ちが沈んできます。また、古すぎる物件は耐震性も心配です。
日当たりが悪い・暗い北向きの部屋だと、日中でもずっと薄暗いです。すぐ隣に建物があって、窓からほとんど光が入らない部屋などもあります。
暑すぎる最上階の場合、夏場、屋上への直射日光の熱が部屋に伝わって暑くなりやすく、通常より冷房がききにくいです。そもそもクーラーがない物件もあります。
寒すぎる隙間風が入ってくる場合やコンクリート剥き出しの場合だと部屋が寒いです。風呂場やトイレがめちゃくちゃ寒いケースもあります。
駅や各種施設から遠い駅から15分以上かかると、徒歩だとちょっと遠いです。田舎でスーパーやコンビニが近くにないと買い物などに困ります。
設備が使いにくいキッチンが一口コンロ、収納が少ない、トイレ風呂がユニットバス、ベランダがない、など。
遮音性が低い壁が薄くて隣の部屋の物音が聞こえる場合、プライバシーが保てません。道路や線路など外部からの騒音がうるさいケースもあります。
防犯が不安オートロックがない、1階の部屋で窓が道路に面している、立地が奥まったところで空き巣に狙われやすそう、など。

こうして見るとどれもなかなかの悪条件ですよね・・・

これらの悪条件の中で、

  • 自分はどの悪条件なら耐えられるのか?それほど苦にならないのか?受け入れられるのか?
  • どうしてもこれは無理という悪条件はどれか?

などを明確にします。
そしてどうしても辛抱できないもの以外は、すべての悪条件を受け入れるつもりで物件を探すことになります。逆に言うと、何がなんでも必要という好条件以外はすべて捨てます。

この探し方であれば好条件が少なくなっていますから、できるだけ家賃の安い物件を選ぶことができます。(物件選びのポイントについては別記事「自分に合った格安賃貸物件を選ぼう」で紹介しています。)

とは言え、こんなに悪条件を並べ立てられたらウンザリしますよね・・・
実は、上記の悪条件は工夫次第で不便さを軽減できるものもあります。別記事の「格安賃貸物件でも快適に暮らす方法」にまとめていますのでぜひご覧ください。

それから、ここで大事な注意点なのですが「どうしてもこれは辛抱できない、ストレスの原因になるのでキツすぎる」という悪条件については、無理して受け入れないようにしてください。
健康面へのダメージや精神的ストレスが発生すると、メリットよりもデメリットのほうが上回ってしまいます。
格安賃貸物件を選ぶ際は、必ず『無理のない範囲』で検討していただくようにお願いします。

デメリット2:物件選びをミスるとデメリットのほうが大きくなる

デメリット1でも書きましたが、格安賃貸物件の悪条件によって健康面へのダメージや精神的ストレスが発生してしまう場合は、メリットよりデメリットのほうが大きくなってしまいます。
いくら家賃が安いとは言え、それ以上に失うものが大きいのではむしろ逆効果です。

このような事態を避けるためには、物件選びをしっかり確実に行うことが重要です。
どうしても無理な悪条件物件に住まないようにすれば、ある程度のリスクを回避できる確率は上がります。
ただ、住んでみるまでわからないのが賃貸住宅ですので、絶対に100%安心安全という選択肢はありません。

『実際に住んでみて気づくデメリット』はどんな賃貸物件でも言える話ではあるのですが、格安賃貸物件の場合、家賃の高い物件と比較するとどうしてもそのリスクが高くなりがちです。 理由はデメリット1にも書きましたが、家賃が安いぶん悪条件が多いからです。

そのかわり、家賃が安いぶん初期費用も安いですから、実際に住んでみて無理だったから引っ越す場合の『失敗ダメージ』はまだ少なめではあります。(家賃の高い物件だと、初期費用も大きいので、物件選びに失敗してまた引っ越す際の費用も大きいです。)

格安賃貸物件を検討する際は、そのあたりを理解の上で、自分にあった物件をしっかりリサーチすることをオススメします。

※物件選びのポイントについては、別記事「自分に合った格安賃貸物件を選ぼう」で紹介しています。

デメリット3:故障や不具合が多い

これも格安賃貸物件あるあるです。

私は引っ越しするたびに毎回この問題に悩まされています。。。
築年数が古くなってくると、どうしても故障や不具合が多くなります。

管理会社さんに連絡したらきちんと対応はしてくれるのですが、修理が完了するまで時間がかかったり工事の立ち合いが必要だったり、いろいろと面倒です。

古い物件に引っ越す場合は、何かしらの故障や不具合は出てくるつもりでいたほうがいいと思います。

とは言え、別記事「格安賃貸物件に住む圧倒的なメリット」にも書いたのですがいいこともあります。

同じ故障でも、そこそこの金額の家賃払ってる場合だと「なんでこんなに払ってるのに故障が多いんだ!!」と腹が立つかもしれませんが、格安家賃物件の場合は「まあ家賃安いからしゃーないか」と割り切って受け入れられます。

その点においては、ちょっとした不具合はあまり気にしなくなるので、ストレスは少ないかもしれません。(ただしいちいち管理会社さんとやりとりするのはやはりめんどくさいですが)

デメリット4:セキュリティ面の問題

家賃が安い物件の場合、マンションやアパートのエントランスにオートロックがない場合が多いです。
さらに共用スペースや廊下が薄暗いとか、立地が奥まった場所にあって空き巣に狙われやすいとか・・・

セキュリティ面の事情を考えると、このような格安賃貸物件は女性の一人暮らしにはあまりおすすめできないです。

それから、これはちょっと書きにくい話なのですが・・・家賃が低い物件の場合、ちょっと変な人(不審な行動をする人やトラブルメイカー)が入居されている確率が高くなると思います。もちろん、それなりの家賃の物件でもそういう人が住んでいらっしゃることはあるので、一概には言い切れないのですが。。。

以前物件探しで不動産屋さんと話したとき、おそらくこういう意味合い↑だと思うのですが「あまりに家賃を安くしすぎるのはできるだけ避けている」というニュアンスの話は聞いたことがあります。(よほど人気のない物件は、そんなこと言ってられないので安くするとは思うのですが)

ちなみに私が格安賃貸物件で遭遇した事例をあげると

  • マンションのエントランスにめちゃくちゃにゴミを散らかしまくる
  • 深夜2時頃に自分の部屋の前で大量の古新聞や雑誌を並べて仕分け作業をし始める(しかも共用スペースにガラクタをずっと放置している)
  • 深夜11時頃に私の部屋の横の屋根の上に登ってウロウロする
  • 物件の内覧に行ったときに、向かいの部屋の住人がドアの隙間からずっとこちらを見ている(もちろんその物件は選びませんでした)

などなど。 大きなトラブルになったことはありませんが、あまり気分のいいものではありませんよね。。。

セキュリティ面に関しても、物件選びの際にしっかりチェックしておきたいですね。

デメリット5:世間体の問題

これは人によると思うのですが、
「こんな格安のショボい物件に住んでるなんて恥ずかしい」
「あいつはうまくいってないとか、まわりの人に思われたくない」
「恥ずかしくて友人や彼女を家に呼べない」
などを気にする方もいると思います。

ほとんど気にしない人にとってはデメリットにはならないのですが、「人からどう見られるか」をけっこう気にする人の場合は、格安賃貸物件をあまりおすすめしません。

もちろん、「人からどう見られるか」や世間体が大事な人にとって、住居のステータスはどうしても譲れないというのもわかります。
その場合はむしろあえていい物件に住んで、快適な住居を維持することをモチベーションに仕事を頑張るほうがいいかもしれません。

私自身は、世間体についてはそこまで気にしなくてもいいと考えています。
実際、30代というそこそこの年齢ですが、家賃3万円のワンルームに住んでいます。(どうせ人は他人にそれほど興味ないだろうと思っています。)

なので、格安賃貸物件に引っ越ししたいけど、人からどう思われるか気になるし、どうしよう・・・と迷っている場合は、いっそ開き直って引っ越しましょう(笑)

「俺の部屋の家賃、3万円なんだぜ!すげーだろ!!!」と友達に自慢できるくらいの気持ちでいいと思います。
実際話してみると、けっこう興味を持ってもらえて、話のネタになります。「家賃安いほうが節約になるからいいよね」と意外と理解もされます。

デメリット6:家賃を上げるほうがいいケースには逆効果かも?

家賃を下げて固定費を抑えるのは、リスクを軽減するための「守りの戦略」と言えるでしょう。
一方で「攻めの戦略」のほうが自分には合っているという人もいるかもしれません。

たとえば仕事がうまく行っていて、さらに上を目指したいケースだったり、あえて高い家賃の物件に住むことで自分を追い込むほうがモチベーションアップにつながる、というケースです。

豊かな住環境に身を置くことによって、自分自身のまとっている空気やイメージを高めたい、と考える方もいるかもしれません。

わりとアグレッシブに行動できる人だったり、すごく向上心が高かったり、仕事が順調に勢いづいてうまく行っている人の場合は、家賃を上げるほうがいいケースもあるでしょう。

このようなケースだと、格安家賃に住むことが逆にデメリットになってしまうと思います。

まとめ

という感じで、格安賃貸物件の圧倒的なデメリットを紹介しました。 いかがでしょう、住む気なくなったでしょうか?(笑)

これを読んでもなお、格安賃貸物件に住んでみようとか興味があると思ったあなたは、『素質アリ』です!!
実際にWebで物件を検索して、内覧に行かれることをオススメします。

というわけで、デメリットも圧倒的な格安賃貸物件ですが、ぜひうまく活用して節約に役立ててほしいと思います。

※メリットについては別記事『格安賃貸物件に住む圧倒的なメリット』をぜひ読んでみてください。

プロフィール

HIRA

家賃3万円の格安賃貸物件在住。
現在は地方で一人暮らし。今まで様々な賃貸物件を転々としてきました。
普段はWeb系の仕事をしています。

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